ZYUNAIゎ、女心がイッパイ詰った物語です♥
――――いつものように体育館へ
「麻美!」
――主人公*原田麻美*ただいまフリー――
体育館に響く。私は、年期の入ったバスケットボールをゴールに入れる。
これが私の昼休み。
「お疲れ。大丈夫?昼連なのにそんなにがんばっちゃって。」
今は真夏。今日は、今週最高温度…
――親友:亜理紗――
「大丈夫!キャプテンなんだもん。シッカリしなくちゃ。」
私はタオルを手にとり顔にあてて寝転んだ。
…予鈴が鳴った…
「ほら、予鈴だよ。帰るよ?」
亜理紗はタオルを少しめくってこっちの顔をのぞいた。
「先にいってるよ?」
「ぅん。」
亜理紗は「キュッ、キュッ、キュッ」とシューズを鳴らして教室にもどった。
「キュッ、キュッ、キュッ」足音が少しずつ麻美に近づいて来る。
麻美は、少し体を起して振り向いた。
綺麗で長い足。ちょっとずつ上を見上げると、見た事もない男の子が立っていた。
「誰?」
高い身長―綺麗な目―こっちを見つめて口を開いた。
「邪魔なんだけど…。」
「ぁ。ゴメン。」
そか。保体か。予鈴なったばかりなのに、早。
それにしても、嫌な奴。
麻美は急いで教室へ戻った。