海のはじまり、とおい夕暮れ


1 :はとり :2007/02/09(金) 03:03:08 ID:PmQHuAz3

ひらがながすきで、読みにくいところもあるかもしれませんが
楽しんでいただければ幸いです。


2 :はとり :2007/02/09(金) 03:06:47 ID:PmQHuAz3

イン ザ リバー

もうそこにはなんにもなくって

ふくれあがったさみしさだけが

ながれてくんだろう

つかれたよろこびがあふれかえって

いつかわたしをぬらすんだろう

よこたわる夜に古いうたはじかせて

ころがるようにねむりにつくよ


3 :はとり :2007/02/11(日) 02:09:36 ID:PmQHuAz3

結果論

あたまのなかに宇宙があって

なにも考えられないほどの

大きな小ささを感じて

ゆるくすべてがまわってゆけば

きっとここは 平和に なるのに


4 :はとり :2007/02/16(金) 02:02:02 ID:PmQHuAz3

夜の底

窓はとおいひとつだけで

羽があっても狭くてとびたてやしないわ

悲しいだけが日々じゃないけど

うたがえる愛にはすべてを消せない

つきあかりすら風にながされたと

悦びになきながらいだく

夜の底で



もし世界がうつくしいなら

つみなど ありえるかしら

夜の底にとどまって

産まれぬこたえをまちこがれている

声ですら 肌ですら 

ぬぐえないとおい時間に

その人はおいてけぼり

手が小さすぎて

すくいあげられないから

夜の底で

夜の底で

夜の底で


5 :はとり :2007/02/17(土) 05:35:35 ID:PmQHuAz3

シャロウ

草木かれはて

星すら寝静まって

いまだ みつからない

足跡とにおい

抱きとめたはずがくずおれて

世界の端っこ ダイブする

永遠なんてないと歯をむいた

さみしすぎるじゃない 

あぁ そんなの

さらりさらさら さらって シャロウ

流れるままに身をひたす

いきつく場所もわすれて

こぼれた水 いつか星になれば


6 :はとり :2007/02/26(月) 00:27:43 ID:PmQHuAz3

溺愛

十(とお)の夢のあいだに かき消えたわ

ふわつくたび繰り返す

慟哭の羽音

よどむ 爪で世界を見れる

ひかりすべる舌 何を知れる

祝福はいらぬ、六感で愛して


novel plaza system
甘辛流小説家ギルドGAIA
produced by COLUN.