はじめまして、ふぉるです。
この話は自分の見た夢をもとに書いていきます。
ゆっくりですが気長にみてくれるとうれしいです。
それではどうぞ
さっきまで普通に友達と喋っていたはずだ。
そして普通に帰り道を歩いていたはずだ・・・
それじゃぁ、ここはどこだ?
思わず一言
「どこだここ?」
そこは見たことの無い場所だった。
そこは例えるなら海の水が枯れ果てて、地面が丸見えになって
そしてところどころに小さな島のようなものがあり
空気がじめじめして気持ちがよい所とは思えないところだった。
んで、ここはどこなんだ?俺はどうやってにここに来た?ここに来る前になにかしたっけ?・・・。思い出せ!思い出すんだ俺
だめだ、思い出せない。ってことはこれは・・・もしかして・・・うん、そうだ!これしかありえねぇ!
「夢だな、うん。信じられねぇし信じたくもねぇ。ここはとりあえずほっぺを・・・いてぇ!!」
痛い?ってことは夢じゃないのか?たしかにリアルすぎるけど・・・
これってかなりやばいんじゃ・・・?
さて、どうしようか・・・さっそくだがなにをしていいかわかんねぇな・・・
「ってかファイうるさいよ」
「うにょへあ?!」
「なにその気味悪い声・・・まぁいつもどうりだけど・・・死ねばいいのにな・・・」
「なんだ、カイトかよ。おどろかせんなよな。ってかいつも思うんだけどそのお前ってさらっとひどい事いうよな。へこむからやめてくれ」
「無理」
ふむ、まぁ予想道理の答えだな。でもこいつってなんか憎めないんだよな・・・なんでだろ、っていうか
「なんでカイトがここにいんの?!」
「それは俺がしりたいよ」
「ってかなんで俺がここにいるのわかったんだ?もしかして最初っから一緒だった?」
「そんなわけないだろ。そうだったら俺は気持ち悪くて死んでるよ」
「悪かったな・・・じゃあなんで?」
「変なところからうなる音が聞こえたりいきなりいてぇ!とか言ってたらどんなバカでも気になるよ」
「そっか・・・」
色々とひどいことをいわれた気もするが今はスルーしておこう。今はこの状況をどうするか考えないとな。こいつは毒舌だが頭はいいからな。聞いてみるか
「なあ、お前はここどこだと思う?ついでに出口とか」
「しってるわけないだろ。出口知ってたらファイ置いといて帰ってるよ」
それもそうか・・・こいつなら絶対するよな。ってかカイトの奴そんなに動揺しないんだな・・・。ん?カイトの奴どこ行くんだ?
「どこいくんだ?」
「暇だからそのへんみてくる」
「俺も行く」
「えぇ?!そっか、わかったけど半径50cm以内に入ってくるな。きしょいから」
マジでいやな顔しやがった。こんな調子で出口とか見つけられるのか?無理な気がしてきた・・・まぁ、がんばますか。
ってなわけでカイトと二人であてもなく探検をしていた。
改めてみても特に何も無い場所だった。なれてはきたけど空気は不味いし、水なんて一滴も無い。
もともとは海のようなものだったのかもしれないと俺は思っている。ところどころに小さな島のような形をしたものあるからだ。
だが海で例えれば今は海の底を歩いているようなものだ、だから島のようなものの上に行くには山をひとつ登るような気分だ。
何個か上ったり降りたりしているとファイもカイトも運動は得意だがさすがに疲れた様子だった。
あ〜つかれたなぁ、ここって何で足場がこんなさらさらした砂なんだ?歩きにくいな・・・
「なぁファイ?」
「なんだよ?」
「ここになんかあるか?」
「はぁ?なんにもないけどなに?」
「触ってみ」
「何も無いとこをどうやって触るんだよ」
「いいから」
「まぁ、やってみるけどな・・・はぁ?!なんだこれ?なにもないのになにかあるぞ?」
「あ、ファイも触れた?じゃあやっぱりなにかあるんだ・・・」
なんだこれ。おかしいにも程があるぞ。たしかになにもない。なのに触ることができる。なにもないのになにかある。こんなことがありえるのか?
ここには何か秘密がありそうだ。調べる必要があるな。
とりあえず、その日もう少し調べては見えない何かの近くで寝た。見失わないように上に上靴を置いといた。学校の帰り道にここに来てしまったからバッグなども持ってきていた。見えないものの上に置くと浮いているような感じで変な感じだった。
「う〜服に砂が入ってきもちわりぃ」
「おはよ。お前の顔ほどじゃないよ。ファイ」
「はいはい・・・」
「んで、ファイ。わかったことといえばおそらくなぜか生物がいないこと、見えない何かは色々なところに見えない何かがあるっぽいってことかな?」
「そんなとこだな。ってか最初に見つけた奴扉みたいな形してないか?」
「ほんとだ・・・これが取っ手か。ファイのくせに珍しくいいことにきがついたな」
「うるせぇよ」
これは・・・出口なのか?それとも手がかりとなるのか?何にも意味が無いわけじゃないと思うが・・・。ってか意味があってほしい。
さて、このドア(?)が何らかの意味があることを祈ろう。
さて、とりあえず開けなければ何にもならない。危険だがあけることにするか
「んじゃ、いくぞ」
「うん、俺も後に続くよ」
「嘘つくなよ」
「わかってる」
少し緊張するが思い切って開けていくか。
がちゃ
あれ?めっちゃ普通にあいたし。なんか期待はずれだな〜。っとここはどこだ?なんか見覚えが・・・ってか俺の部屋?!
なんだこれ・・・帰ってこれたって事なのか?帰ってこれたならいいけどあっさりしてるなぁ
なんだ・・・この違和感は・・・何かが違うぞ・・・ここは俺の家じゃない気がする
どさっ!
「いてぇな。どこだここ。ってかここファイの家っぽくね?」
「やっときたか。多分そうだと思う」
「帰って・・・これたのか?」
「だといいが・・・たぶんちがう」
「なんで?ここはファイの家だろ?」
「なにか・・・なにかが違う気がするんだ・・・」
「なにかってなんだよ」
そうだ・・・何かが違うのになぜか思い出せない・・・。
なにが違うのだろうか・・・
なにか・・・なんだ?なにかがちがうんだ!くそっ!わかんねぇよ。なんなんだよ
(今よりお前は私の操り人形となる!)
何だこの声?操り人形?どういうことだ。
「ファイ?大丈夫か?俺はこの家、普通だと思うぞ?」
「そうか、そうだよな、うん、じゃあ俺んちだけど調べようか」
「ファイ、やばくなったらよべよ?」
「おう」
違う!俺はこんなこと言ってない。あれ?体が動かせない・・・いや勝手に動いてる?!
これが操り人形?俺は操られているのか?それしか考えられない。カイト!気づいてくれ!頼む!
「んじゃあ俺は1階を探すからお前は二階探しといて」
「わかったよ、カイト」
「なんかあったら呼んでくれ」
だめだ・・・聞こえないのか・・・どうしたらいい?落ち着け、落ち着け焦るな、周りの様子を観察しろ。
はぁ?!この家・・・俺の家じゃない。すべてがあべこべだ。
一階の部屋が二階にあるし二階の部屋が一階にある・・・なぜ気づかなかった?カイトも普通ならきづくはずだ。普通なら・・・
状況をまとめろ。自分の家じゃないのになぜか自分の家と思い込んでしまう。おれは操られて動けない、だが勝手に操られている・・・!
そうか、さっきの呪文、呪い、何かはわからないがなにか魔法に近いものを使っているようだ。魔法の話なら聞いたことが・・・あれは本当なのか?
だが試す価値はある!
もうこれしかない!
「南無阿弥陀仏!」(心の声)
・・・
(ぶぁっはっはっ!!なんだそれは)
またこの声・・・ってかやっぱきかねぇか。俺のじいさんが金縛りとかに効く魔法の言葉だっていってたのにぃ
じいさんのやつうそつきやがったな。今度あったら殴ってやる
(そんなことより今は操られたお前の体がなにをするかを見たらどうだ?)
そういや操られた俺の体は今何をしてるんだ?色々考えて忘れてたな・・・?!
俺の体が包丁をもってカイトのほうに向かってる?もしかして・・・
「ファイ?どうしたんだ?なんで包丁持ってんだよ」
「だまれ」
「はぁ?!なにいってん―――いてぇ!」
俺の体は包丁を次々と躊躇無く振り続ける。カイトがどれだけ運動ができても傷はどんどんできていく
刃物に素手で戦えるわけも無くただよけ続けるだけ・・・
もうカイトはいつ倒れてもおかしくない。
おい!なんだこれ!やめろ!やめてくれ!お願いだからやめてくれ!
(折角新しいおもちゃを手に入れたのにそう簡単に手放してたまるものか)
おもちゃ?おもちゃだと?人の命をおもちゃだと?ふざけるな!ゆるさねぇ!殺してやる!
(殺すだと?貴様がどうやって私を殺すのだ?できもしないことをほざくな)
だまれ。できもしないことだと?決め付けるなよ。俺が殺すっつったら殺すんだよ!覚悟しやがれ!
その体は俺の体だ!返せ!魔法だろうがなんだろうが邪魔を・・・するなぁ!
パキィン!
「これは・・・体にもどれたのか。あの野郎。どこにいやがる!」
(何!操られた体を呪文なしに取り戻すだと?!そんなやつ・・・初めてだ)
(ここはいったん引くか・・・)
「そこかぁ!逃がすか!まちやがれ!」
(まずいな・・・そろそろやつが来るはずだ。厄介だな)
「何をごちゃごちゃいってんのかしらねぇがとりあえず一発殴ってやる」
(しまっ・・・)
ドカ!
(ちぃ、油断した。しかたない。もうすこしこいつらを使って遊びたかったがもう我慢の限界だ!殺す)
(私の下僕どもよ。いけ!)
2M以上もあるぬいぐるみが動いてる?何だこれは、これが呪文なのか?だが、ぬいぐるみはぬいぐるみだ。そこまで強くは・・・
ガシ!
「何?!動きが早すぎる・・・捕まったか・・・やばい」
(ぬいぐるみに両手両足をちぎらせてやってもいいが、ここまで私の邪魔をしたお前には私がじきじきに殺す)
「ち、ちくしょう、動け、動けよ俺!」
謎の人間(?)は刀できろうとしていた。
ゴォォ!
「なんだあれ?」
「水の塊?なんでここに?
(まさか、きたか・・・)
(コイツを殺すのとあいつと戦うの・・・ここは引くべきだな)
「まてぇ!まてよ!」
「大丈夫か?お前」
「さっきの水は?お前は誰だ?」