君 僕のことを止めてくれるな
君には分からないだろうが
これが僕の道
僕が歩くと決めた道
ちっぽけな牙が僕の武器
ちっぽけなガラス玉が僕の守るべきもの
なあ、君
君には汚らしく見えるだろうが
泥沼も同然のこの道を
僕は今日まで這ってきたのだ
泥沼と知りながら
それでも進むと決めた道なのだ
なあ、君
道を進むことは
口笛を拭きながら歩くような
そんな簡単な方法では無理なのだ
僕は無理だったのだよ
それでも這って進んでいくと
この僕が決めたのだ
なあ、君 だから
僕を止めてくれるな
この道を進むことを
とめてくれるな