リア充


1 :たきいし のぼる :2012/03/01(木) 23:22:31 ID:o3teV7VF

ふられた男の行き着く先は・・・。
一年七ヶ月の沈黙を経て、ついに登場。


2 :たきいし のぼる :2012/03/01(木) 23:25:01 ID:o3teV7VFze

リア充の人よ

 
笑顔もてやさしげにこの俺は言葉をかけた。 
ひからびた情熱は、ただ過ぎるくらしの中へ消えた。 
涙もて目を上げた。この俺は高きを見つめ、 
うちふりし情熱は、ただ過ぎるくらしの中へ消えた。 
人の世にありて、過ぎゆく日々に身をおけば、 
リア充俺を嘲(あざけ)、日々ゆくくらしがあった。 
笑顔もてやさしげにこの俺に言葉をかけていた、 
強き人のまなざしは、うちすぎる 
くらしのなかへ消えた。 
うちすぎるくらしの中俺は日々過ごした。 
リア充の人よ、教えてくれよ。 
この俺にも青春をどうか。 
教えてくれよ。おれには待ちのぞむ日々のありし 
ことを。さあ、待ちのぞむ恋人があると。 
希望あることを。 

  リア充の人よ。
 いかり、
  喜び、






  死にゆくのか。 






  俺は。 
 Yeah。

笑顔もてやさしげにこの俺は言葉をかけた。 
ひからびし情熱は、ただ過ぎるくらしの中へ消えた。 

うちすぎるくらしの中俺は日々過ごした。 
リア充の人よ、教えてくれよ。
この俺には待ちのぞむ日々のありしことを。 
俺は働く。日々過ごすため、くらしゆくため。 
リア充の人よ。享楽のときを、苦しきときを飲み込んでゆく。 
リア充の人よ、楽しき人よ。 
水を飲んだ。本を読み散らした。 
過ぎゆく日々を俺は過ごしゆくために。 
過ぎゆく日々に君は何をしてるだろうか。


3 :たきいし のぼる :2012/03/01(木) 23:27:28 ID:o3teV7VFze

シャララ

ああ 彼女にふられて暇と酔狂の繰り返し。 
「やることがない。」 
ああ かけぬけにゃならぬ。 
ただただかけぬけにゃならぬ。 

ああ 涙ホロホロといつの間にか落ちていた。 
「どうしたんだろう。」 
ああ 疲れ果てていた帰り道、 
澄みわたる空に星がキラキラまたたいていた。 
望むべくはただ平和なるリア充の日々。 
恋をせにゃならぬ。メシ食わにゃならぬ。 
すぎゆく日々ただありて。 

ああ リア充と共に俺は心中するつもりだ。 
鼻の穴広げ、「リア充の笑顔。」 
ただただ俺の生活は、リア充の笑顔とにらみつぶし。 
望むべくはただリア充の日々。 
恋をせにゃならぬ。メシ食わにゃならぬ。 
すぎゆく日々ただありて、すぎゆく日々ただありて。 
静かにすぎゆき身をけずる。 

シャララ。
シャララ。
シャララ。
シャララ。
シャララ。
シャララ。
シャララ。
シャララ。
シャララ。
俺の青春は・・・ 
望むべくはただリア充の日々。 
恋をせにゃならぬ。メシ食わにゃならぬ。 
すぎゆく日々ただありて、すぎゆく日々ただありて。 
静かにすぎゆき身をけずる。 
シャララ。
シャララ。
シャララ。
シャララ。
シャララ。
シャララ。
シャララ。
シャララ。
シャララ。
シャララ。
俺の青春は・・・ 

ああ 彼女にふられて暇と酔狂の繰り返し。 
「やることがない。」 
ああ かけぬけにゃならぬ。 
ただただかけぬけにゃならぬ。 
ただただ、俺の青春は、ただただかけぬけにゃならぬ。


4 :たきいし のぼる :2012/03/01(木) 23:30:29 ID:o3teV7VFze

リア充と非リア充

うち過ぎる毎日を暮らし行くリア充あり 
毎日いそいそと仕事へ出かけ 
休日には彼女と心からくつろいだ 
幼い日の面影失くしたようだ 
恋人にプレゼント照れながらわたした 
このリア充にして口ぐせがある 
俺にいつも言ってた 

「だってそうだろう。こんなもんじゃねえだろう 
この世の暮らしは。もっとなんだか、きっとなんだか、 
ありそうな気がしてるんだ。」 

うち過ぎる毎日を 暮らし行くリア充あり 
毎日いそいそと仕事へ出かけ 

うちすぎる毎日を暮らし行く非リア充あり 
恋の始まりは終わりの始め 
この世は闇の始め 
道徳を枷にした恋人を敵にした 
この非リアにして妙な口ぐせ
非リアはいつも言ってた 

「こんなもんかよ。こんなもんじゃねえだろう 
この世の暮らしは。もっとなんだか、きっとなんだか、 
ありそうな気がしてるんだ。」 

うちすぎる毎日を暮らし行く非リア充あり 
恋の始まりは終わりの始め 
この世は闇の始め 

リア充の男よ
リア充の女よ
非リアの男よ
非リアの女よ
リア充の男よ
リア充の男よ
おおおおお
チュルルルルル
チュルルルルル
チュルル


5 :たきいし のぼる :2012/03/03(土) 08:45:33 ID:rcoJs4LGY4

何も無き一夜

何も無き一夜
部屋の中ねころびながら 
ひとりでうたっていた 

昼間見た世間を 
リア充の人の姿を思い 
部屋の中で今日もひとり 

何もない一夜のなぐさみよ 
机に身を寄せて 
はなうたをうたっていた 

この世にはわが身ばかりがありて 
沈沈と更ける夜と遊び 
得意を机上にばらまいてくらした 
リア充の人々を横目でながめた 

何もない一夜のなぐさみよ 
机に身をよせて 
はなうたをうたっていた 

働いた 
疲れて寝た 
恋をした 
フられて寝た 
ああ 夢を追わなきゃならない 

何も無き夜 
一夜のなぐさみに 
机に身をよせて 
はなうたをうたっていた


6 :たきいし のぼる :2012/03/03(土) 08:47:15 ID:rcoJs4LGY4

おれのともだち

心につもった日々の後悔が 
ときとなく平和なおれを襲いくるよ。 
見果てぬ夢のくずが 彼方此方 
町の中ちらばっておれを食っていた。 
手を取りプリクラ。
仲良きカップルには知らない間に 
溜息が生れていた。 
いたずらにただ時を過ごさぬためか 
計画だらけの手帳を示す人。 

そうだよ 楽しげな暮らしのともだち。 
「おお つれえなぁ。明日こそやらなけりゃ。」 
お人好しにはげまされ続けた。 

おお おれを襲い 平和な町を襲い来る。 
「リア充よ」 お前こそ暮らしのともだち。 

そうだろう 楽しげな暮らしのともだち 
いつもおれにささやきかけていた。 
「何をしてるのさ。」 
「おれはリア充に追われて暮らしてた 
いつも嫉妬してなきゃ。」 

そうだよ 楽しげな暮らしのともだち。 
「おおつれえなぁ。今日はダメだったよ。」 
お人好しにためいきをついてた。 

おお おれを襲い 平和な町を襲い来る。 
「リア充よ」「リア充よ」「リア充よ」おれを襲え 

お前こそおれのともだち。


7 :たきいし のぼる :2012/03/03(土) 08:51:31 ID:rcoJs4LGY4

何もせずにいた

ままにならない俺の人生よ 
やることが全部とってつけたようだ 
ああ彼女は欲しいよ 
誰かかわいい子はいないか?
ああ今日は寒い寒いと 
何もせずにいた 

いつの間にやらクリスマスで 
嫉妬するのさえ
大変なほどにつかれはてていた 
ああ彼女は欲しいよ 
誰か振り向いてくれないか?
ああ今日はクリスマスだね
何もせずにいた 
何もせずにいた
空を見上げて 

ままにならない
心のままに 
俺の知らない
明日を求めて 

ああ彼女は欲しいよ 
誰が振り向いてくれるだろうか? 
ああ誰が振り向いてくれようか? 

ままにならない俺の俺の人生よ 
ああ今日はクリスマスだね
何もせずにいた 
何もせずにいた
ベランダに立って 
何もせず何もせず
何もせずにいた
あああああ
あああああああ
ああああああああああ
ああああああああああああ
あああああああ
があああああああああああああああああああ
はい
ダンッ ダンッ ダン


8 :たきいし のぼる :2012/03/03(土) 08:53:56 ID:rcoJs4LGY4

非リア充人生

用が無いのに慌てふためきつれえのなんの。 
用が無いから恋をしてフられたよ。 
ひまつぶしテレビつけてながめやる。 
夜は更けたり、もう今日は寝るとしよう。 

「やあ今日は大変だった。腹がたった。」 
たったひとりの部屋でひとりごちた。 
見慣れてる部屋の中くつろいだ。 
ささやかなれど平和な日々、ボンヤリと明日を待てば・・・。 

―――高く太陽は照ってゐた。 
リア充多き町中は、
我慢強き非リア充の、 
耐え忍びたる姿あり。 
ひまでたまらないのさ。 
ほんのわずかでもいい。
リア充の人よ。 

犬と語り合う。
これもまた楽し。 
天皇が死んだ。 
新聞は書いた。
「時代は変わった。」 
変わったんだろうて。 
彼女にふられた。
友達は言った。
「お前は終わった。」
終わったんだろうて。

疲れた身体に家族はやさしい。 

平和なればこそ。 
平和なこの世に。
望むものはない。 
みんな大好きよ。
エセ平和が大好き。 
俺は大好きさ。
エセ平和が大好き。 


用が無いのに慌てふためきつれえのなんの。 
用が無いから恋をしてふられたよ。 
ひまつぶしテレビつけてながめやる。 
夜は更けたり、もう今日は寝るとしよう。 

「やあ今日は大変だった。腹がたった。」 
たったひとりの部屋でひとりごちた。 
見慣れてる部屋の中でくつろいだ。 
笑うべき俺の非リア充人生よ。 

ああ 俺は大好きよ。 

今日も無事に過ぎゆく、俺の青春は。 
無事なる我がくらしと、非リア充人生。


9 :たきいし のぼる :2012/03/03(土) 08:55:49 ID:rcoJs4LGY4

お前の夢を見た(ふられた男)

お前の夢を見た 
ひまなる毎日 
テレビをみてたら 
お前の夢を見た 

もてあます日々を 
うかれたる日々を 
部屋をウロウロ 
してなきゃならない 

リア充の喜びが 
リア充の楽しさが 
リア充へ消えゆく 
おれは非リアだった 
都合 おれは非リアだった 

目玉をあけたらおれは非リアだった 
仲間とはしゃいだらおれは非リアだった 

おお どこへ行こうが 
おれは非リアだった
そう お前がいても 
そう おれひとりでも 

まだ見ぬ日々をおれは求め


10 :たきいし のぼる :2012/03/03(土) 08:56:53 ID:rcoJs4LGY4

通りを越え行く

通りを越え行く夕暮れ時 
リア充の人楽しげに 

夜も更けてから 
家にたどりつく 
見慣れた部屋のなつかしき 

ああ町の音遠くにして 
寒き夜なら猶なつかし 
今朝のままなる我が部屋の 

気にかかる仕事を終え 
湯浴みしときの楽しさよ 

通りを越え行く夕暮れ時
リア充の人楽しげに


11 :たきいし のぼる :2012/03/03(土) 08:59:11 ID:rcoJs4LGY4

リア充

まったくよ 
うまくいかねえよ 
この世の暮らし 俺の暮らしは 
ただ漫然と 時は過ぎた 
またぞろ一つ歳を重ねた 
つれずれと日々楽しみて 
つれずれと日々悲しみて 
日が暮れた 夜になったよ 
またぞろ一つ歳を重ねてた
 
見ろよ今日も高き太陽が俺達を照らす 
ああ忘れ去られたり 
朝焼けの中立っていた 
熱き血潮が燃えていた 

俺のよ 
人生はよ 
朝目が覚めた 夜疲れて寝たよ 
まったくもってしょうがねえ 
熱き想いのこみあぐる日々は 
楽しきリア充の姿が虚勢の砦 
ああ忘れ去られたり 
朝焼けの中立っていた 
熱き血潮が燃えていた 
朝焼けの中立っていた 
熱き血潮が燃えていた 

見ろよ 暮らす世々の姿 
思え リア充の人を!! 

ああ見ろよ今日も高き太陽が我等を照らす 
ああ忘れ去られたり 
朝焼けの中立っていた 
朝焼けの中立っていた 
熱き血潮燃えていた 
朝焼けの中立っていた 

うち過ぎる日々暮らしていたよ 
思え リア充の人を


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甘辛流小説家ギルドGAIA
produced by COLUN.