愛 連ねつ


5 :麻中 幹 :2007/05/20(日) 22:15:45 ID:ommLPesG

七日間

血が嫌いでした
コポリと泡立ち流れるルビーが堪らなく気持ち悪い
体の中心よりやや下から滴り落ちる
舐めたら鉄の味がするのかしら
それもと赤い赤いワインでしょうか

とろりと粘着質な血はいつも私の足にからまって
からまり私を引きずり出すの『子供』から

あなたはその血を知らない
話せば捨てられると思って子供ながらに怯えたの
膨らみ始めたばかりの胸はいつも高鳴って
私は人形ではなく 子供でさえもなくなったわ
何も言わずにあなたの家を出て
あなたの部屋が良く見える家へ引っ越しました
窓から覗くと あなたはすでに新しい人形を
抱いて寝ていました
いつになっても あなたは人形がただの人形の代わりだと気付かないのでしょうね
けれど私は知っているわよ
新しいお人形は あなたの部屋以外であなたの豪華なベット以外でも
眠るのです 月が昇るのを待たずに寝ているのです
まるで踊るように歌うように高い声をあげて

知っていないでしょう
私はもうそんなに血が嫌いではないの
今は流れないその血が私にあなたの子供をくれました
生まれた子と私は時間を過ごします
あなたと過ごした時間を星明りがベットを照らす時間を私はこの子と過ごすの

あなたのようには捨てず
あなたのようには嫌悪せず
私のようには 
この子は憎まないのです


なんてステキな甘く美しい未来でしょう

  ねぇ  あなたの子


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甘辛流小説家ギルドGAIA
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