愛 連ねつ


4 :麻中 幹 :2007/05/17(木) 14:31:34 ID:ommLPesG

晧晧―コウコウ―

ゆっくりと石が降ってくるのを
見つめていました
天からではなく横から飛んで来るそれは
熱を持って私にぶつかりました
熱い血が勢いよく流れ出るのとは逆に
身の内は暑くも寒くもありません

どうでもいいのです
夜寝ては夢にうなされ汗を流し
朝起きては悔しさに惨めさに己の不幸に涙を流したのは
昔の事です
今はもう
夜は汗に濡れても昼は血に濡れるだけなのです

私の血は私を濡らし
吹き出たあなたの血は私に降りかかる
どちらも変わらないことで




まるであなたの首から心臓から雨のように
まるでわたしの手首から涙のように


.


novel plaza system
甘辛流小説家ギルドGAIA
produced by COLUN.