愛 連ねつ


1 :麻中 幹 :2007/05/08(火) 21:37:13 ID:ommLPesG

詩です
突然発足した上に私の趣味とかもろに出てます

お付き合いいただけたら光栄です


2 :麻中 幹 :2007/05/08(火) 21:58:36 ID:ommLPesG

渇求

ねぇ視て 私を見て
あますことなどなく全部
その瞳で さらけだした私のこと

汚くても いいの 
私が汚いの全部 
あなたのせい  あなたに まみれているからよ

責めたりしないわ その代わりあなたにお願い
私のために 取っておきのプレゼントを頂だい
飾りなんて いらないわ
リボンの一つさえ邪魔ね
どうせすぐに とってしまうのだから

ねぇ すぐに今すぐに
私に頂だいよ じらさないで
苦しいだけだから
汚い私に 汚いあなたを ください

強く深くたっぷりの蜜をつめて
仕上げは私のシロップで つつんであげる

最後に最後に汚れたあなたの果実
にぎりつぶして 甘く甘く甘い汁を飛び散らして
私の奥でこぼれた それを深い場所に そそいで頂だい


3 :麻中 幹 :2007/05/08(火) 22:11:36 ID:ommLPesG

stone lover

恨むわ恨むわ
炎が燃えるの私の眼球で
恨むわ恨むわ
灰になりきれない私の心で

あなたよ神様!!


触らないで私の躯
その手の脂をつけないで
押しつぶさないで私の躯
入ってこないで私の内に

たすけて
たすけて お願いよ ねぇあなた!!

恨むわ恨むわ
冷たい石しか残っていないの
私を独り見捨てないでよ 

恨むわ神様
返してあなた

墓石に祈るから


4 :麻中 幹 :2007/05/17(木) 14:31:34 ID:ommLPesG

晧晧―コウコウ―

ゆっくりと石が降ってくるのを
見つめていました
天からではなく横から飛んで来るそれは
熱を持って私にぶつかりました
熱い血が勢いよく流れ出るのとは逆に
身の内は暑くも寒くもありません

どうでもいいのです
夜寝ては夢にうなされ汗を流し
朝起きては悔しさに惨めさに己の不幸に涙を流したのは
昔の事です
今はもう
夜は汗に濡れても昼は血に濡れるだけなのです

私の血は私を濡らし
吹き出たあなたの血は私に降りかかる
どちらも変わらないことで




まるであなたの首から心臓から雨のように
まるでわたしの手首から涙のように


.


5 :麻中 幹 :2007/05/20(日) 22:15:45 ID:ommLPesG

七日間

血が嫌いでした
コポリと泡立ち流れるルビーが堪らなく気持ち悪い
体の中心よりやや下から滴り落ちる
舐めたら鉄の味がするのかしら
それもと赤い赤いワインでしょうか

とろりと粘着質な血はいつも私の足にからまって
からまり私を引きずり出すの『子供』から

あなたはその血を知らない
話せば捨てられると思って子供ながらに怯えたの
膨らみ始めたばかりの胸はいつも高鳴って
私は人形ではなく 子供でさえもなくなったわ
何も言わずにあなたの家を出て
あなたの部屋が良く見える家へ引っ越しました
窓から覗くと あなたはすでに新しい人形を
抱いて寝ていました
いつになっても あなたは人形がただの人形の代わりだと気付かないのでしょうね
けれど私は知っているわよ
新しいお人形は あなたの部屋以外であなたの豪華なベット以外でも
眠るのです 月が昇るのを待たずに寝ているのです
まるで踊るように歌うように高い声をあげて

知っていないでしょう
私はもうそんなに血が嫌いではないの
今は流れないその血が私にあなたの子供をくれました
生まれた子と私は時間を過ごします
あなたと過ごした時間を星明りがベットを照らす時間を私はこの子と過ごすの

あなたのようには捨てず
あなたのようには嫌悪せず
私のようには 
この子は憎まないのです


なんてステキな甘く美しい未来でしょう

  ねぇ  あなたの子


6 :麻中 幹 :2007/05/30(水) 21:14:40 ID:ommLPesG

何度でも立ち上がろう
僕の目が耳が声が心が朽ちるまで

僕の目は背く事を知らず
耳は助言を聞く事を知らず
膝は折れる事を知らないから
僕が諦めるという事を知るはずもないんだ

爪に土が入り手の平の皮膚が剥け
口に泥が入ろうが爪が割れて血が出ようが
這いずってでも行く道は前にしかない

声を枯らして叫ぶも
涙を枯らして泣くも
同じように
心を枯らして夢を見る

枯れた声で叫ぶと悲鳴にしか聞こえないけど
涙を枯らした顔は諦めたようにしか見えないけど

何度でも前に進もう
僕の目が耳が声が心が朽ち果ててなお



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