孤独のそら


3 :三日月にゃんこ :2009/03/04(水) 17:14:55 ID:P3x7YkoL

ざわつく教室。
空には真っ白な雲が、わたがしのように飛んでいる。
空というのは見ていてあきない。いつだってちがう表情を見せてくれる。
「ねえ、かなめっ」
「なあに、あき」
「転校生、くるんだって!」
「あっそ。」
別にめずらしいことじゃない。
今日は二学期最初の日であって、他の学校でも転校生の一人や二人、
いるんじゃないだろうか。
「感受性にとぼしいなあ、かなめは。」
「あきが騒ぎすぎなのよ。」
「でも皆、話ししてるよ?男の子の転校生が来るって」
なるほど。いつもにもましてクラス全体がうるさいのはそういうわけか。
まったく、今ぐらい静かに寝させてくれ。。。。。。。。。

紹介が遅れたが、私の名前は堀内かなめ。
ごくごくフツー。。。。というわけではないが、少し冷めた中学2年生だ。
で、どこがフツーでないのかというと、私の両親と兄妹は9年前に死んでしまったのだ。
しかも、そのあとひきとられた親戚の家のおじさん、おばさんも、
運命のいたずらというやつだろうか、亡くなってしまった。
中学にあがるまではいとこの一家に居候させてもらっていたが、そのあとは一人暮しをし
ている。
で、今私の前で黄色い声を発しながらしゃべるのに夢中になっているのが、一応私の親
友、中野あきである。正直、彼女はかわいい。
ふんわりとした栗色がかった髪と、これまた栗色のくりくりした愛らしい目。
スタイルもいいときている。
クラスの男どもが色めきたつのも、わからなくはない。
ちなみに私は、頑固な直毛の黒髪に、こいグレーの目つきの悪い目だ。
そんなわけで、ここは私とあきの通う桜中学校の教室である。
私はあまりクラスメートと話をしたりしない。
それでもじゅうぶんやっていけている。とゆうか、
なぜか女子生徒に人気らしい。クールなところがツボだとか。

話はもどって教室。


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