あの童話のうらがわ改


1 :モーグリー :2009/07/24(金) 23:07:50 ID:nmz3k7u3

すいませんパスワード忘れました。

このお話は童話のうらがわを作者が考えたらこうなりました。

1話の執筆期間は一週間とハイペースで書ききったため、
もしかしたら読みにくいかも知れません。
更新は基本一週間ごとです。
それ以上早めると閲覧数が伸びないので・・・。

あと、感想室でコメントくれるとテンションが上がって、
童話のストックが増えるかもしれません。


12 :モーグリー :2010/08/16(月) 11:54:14 ID:tcz3ueQnVk

「ま、守る事が出来ました…」
「姫様!!姫様!!」
「一寸?どこです?」
一寸がいたのは鬼がもがいた時に落とした物の山。

「無事でしたのね。んっ?これは…。一寸、血を拭いますわ」
「そんな姫様、フガフグ」
姫は鬼が落としていった小槌を一寸についた鬼の血を拭いながらこっそりと拾います。
拭いきって、一寸に姫は聞きます

「一寸、あなた何か願い事はあります?」
 「願い事でございますか?」
一寸は小首を傾げながらそう言う。

「そう、願い事。今回の褒美になにか差し上げますわ」
 「そうでございますか、ですが姫様、拙者の欲しいモノは手に入れられないのでございます。」
「なぜです?」
 「拙者は姫様の近くにいられるだけで幸せだからです。」
「それは困りました・・・。」
 「ああ、そのようなお顔をなされないでください。拙者の欲しいモノですね。うーむ…、」
困り顔で考える一寸。
「そうです!拙者の欲しいモノは姫様を此度のような偶然ではなく、しっかりと守れる大きく丈夫な体です。それを得るためにひ」
「そうですか、では、大きくなぁれ」
姫は一寸の話を遮り、一寸の上で木槌を一振り。
するとどうしたことでしょうか。

一寸の体が巷の男達に優るとも劣らない大きさになり、
衣もそれに合わせて大きくなったのです。

「これはいったい・・・!?」
 「陰陽師殿が前にお教えくださった。神秘の宝、打ち出の小槌を鬼が落としていったのですよ」
「なんと…」
  「むすめよぉおおおおどこだぁああああああああ」
一寸が絶句していると遠くから姫の父親の声がする。
姫が弾むような軽やかな足取りで父親がいる方へ向かう。

 「さぁ、一寸、お父様のとこへいきましょう。ついてきてくれますよね」
振り返り、微笑み、目を細めながら一寸に手をさしのべる。

「無論、この身尽き果てるまで、おともいたします。」




その後、鳶が姫の打ち出の小槌を持って行き山の中に消え、
星が幾らかまわった後、一寸が鬼などの魑魅魍魎に対抗するために陰陽師殿の勧めで法師となったのはまた別のお話。

これで不思議な木槌と若者の物語は終わらない。
もう少しだけ続きます。


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