詩の投稿をさせていただこうと思います。内容は多分バラバラです。
まだまだ未熟者ですがよろしくお願いします。
更新は遅めになるかもしれませんが、がんばります!!
わたくしは
ただひとつ思念を抱えて
すりきれた空を盾にして
淵のない青の世界を
彷徨っているのである
わたくしは
ただひとつペンを抱えて
閉じこめた心に君を映し
ほとばしる緑の草原で
唄い続けるのである
わたくしは
ただひとつ君を見つめて
哀しみの境界を飛び越え
瞳の濃紺のなかに
ひとつの宇宙を見るのである
わたくしは
ただひとつ人間として
眠れない夜を抱えて
ひとつの宇宙を見るのである
青の世界を彷徨うのである
詩をかく私は
芽生えと果てと呟きを
真っ赤な林檎に閉じこめて
ひとつ大事に持ってるの
物語をかくあの子は
伝えたい輝き叫びを
たくさんの花びらに閉じこめて
みんなにたくさん振りまくの
歌を歌うあの子は
たくさんの色の思い出を
ガラス玉に閉じこめて
風に乗せて運ぶのよ
絵をかくあの子は
君が知ってるあの景色
鍵の箱に閉じこめて
君だけに贈るのよ
伝えたい 伝えたい
はやく気づいて
この声 歌 文字 絵
削れていってしまう
貴方だけに贈るわ
この想い
この宙には孤独が沈んでいるという
星たちの瞬きには誰も気づかず
消えたことに気がつくのは遥か未来のこと
この宙には孤独が集まるという
孤独な私たちは闇を見つめて
冷たい寂しさの粒に気がつく
星と星のはざまには
果てのない紺の世界が広がり
その淵に待っているのは生と死の無
今宵も星座たちは青の空へと駆ける
そして孤独たちは
青の光にかき消され
涙を流す
この地面の下には感情が眠っているという
この球体の中核へとひたひたと浸みて
ときに堕ちた星を冷やす
この地面の下には混沌が湧き出ているという
孤独な不動の秩序のなかに浸透する冷たさで
ときに人間の足を止める
朽ちた身体を踏みしめる人間は
重力の呪縛から逃れられず
ひたすらに月を目指す
風に舞う一陣の塵
魂の宿る空間に
犯されていく人間たちは
今宵も眼に闇を抱く
この汚れた空を青いと呼ぶの
この傷ついた地面は鼓動をしているの
この心を閉ざした森を自然と呼ぶの
なにもかもを奪ってゆく人間は
空の本当の色を知らない
なぜ殺し続けた狼たちを守りたがっているの
なぜ枷をはめた犬たちを友と呼ぶの
なぜ人が作った植物を自然と言うの
月の光に神をみた動物たちは
誇りをもって死を悟る
いつか青いこの星は潰されてしまうの
いつか機械の蠢く静かな星が生まれるの
いつか人の世が終わるとき宇宙は眠ってしまうの
そのとき
宇宙が見る夢のなかに
綺麗な空が広がりますように
いつしか忘れてしまった
創造の神のかたち
ビッグバンよりも
美しいかたち
いつしか忘れてしまった
水の中の記憶
プランクトンよりも
厳かな記憶
いつしか忘れてしまった
白い森の場所
進化よりも
尊い思想
今でもあの木は立っているのだろうか
白い森の白い樹木
種に込めた澄んだ心
いつしか忘れてしまった
始まり 終結 一瞬 永遠
終わりを知る者たちを忘れてしまった
忘却を知らなかった
生き物たちの記憶
時計の針に追われ暗い部屋に独り
光を見つけられないあなたを守りたい
個性の波に押されただ自由を求め
その手にナイフを握るあなたを守りたい
世の中の金と憎しみに犯され何も持たず
ただ黒い水を見つめるあなたを守りたい
戦いの真ん中に生まれ痩せた地面の上で
涙さえ流せないあなたを守りたい
銃ですべてを奪われ狂気に襲われ
銃ですべてを奪うあなたを守りたい
銃口に見つめられてただ空を見上げる
あなたの澄んだ瞳を守りたい
子供に銃口を向けて怯える
あなたの震える手を包みたい
灰色の建物の森のあなた
爆弾と血の平野のあなた
同じだから
あの子の澄んだ瞳に射抜かれて
わざと負けてしまうこと
あいつの背中を知りながら
自分が勝ってしまうこと
僕は知っているんだろう
勝つことの喜びを
どこまでもゆきたいんだ
あの子にもあの景色をあげたいんだ
僕は知っているんだろう
負けることの哀しみを
やめたいんだ もう
あいつを傷つけたくなんかないのに
今日も僕はひとつ孤独になる
勝敗を繰り返して
帰りたい 海の底へ
帰れない あいつがいる
遠くにある不変なものを求めて
今日も僕はひとつ孤独になる
精一杯の背伸びをしながら
君の前に立つ
風に吹かれた君の冷たい手に触れたとき
等身大の影が僕に追いつく
いつの間にか抜けてしまっていた
背中の羽根
引力に囚われて影が伸びきったとき
君が蹴った白いボールが引力を切り裂く
ハートマークを描くような指先で
空を撫でる
真っ白な飛行機が僕らの前に現れたとき
雲を散らした蝶々が
僕らを運ぶよ
夜まで逃げるよ
戦うことと
戦わないことは
どちらが強さなんだろう
ありがとうと
ごめんなさいは
どちらが綺麗なんだろう
遠いことと
近いことは
どちらが愛なんだろう
空の上と
地面の上は
どちらが自由なんだろう
独りぼっちと
一人ぼっちは
どちらが孤独なんだろう
信じることと
疑うことは
どちらが盾なんだろう
地球の青さと
血の赤さは
どちらが尊いんだろう
刃向かうことと
従うことは
どちらが勇気なんだろう
生きることと
死ぬことは
どちらが苦痛なんだろう
君の手のなか
変わらない想いは
何色に生きるの
たくさんの想いの
真ん中に立ち
僕たちは生きてるんだろう
綺麗な円形の地球儀を見ても
自分のある場所がわからない
傷ひとつない鏡を覗いても
自分の姿がまだ見えない
この胸に放ったまま錆びて軋んだ
感情は捻れてもうわからない
この脳に蠢きなにかを蝕む
知覚はぼやけてもう見えない
なにもかも失って帰ろう
眼球の透かし硝子は叩き割って
なにもかも拾って帰ろう
自由も不自由も全てを超越してゆく
見えても見えなくても
わかってもわからなくても
やらなきゃいけない気がするのさ
窓の外を見ていた
完璧な暗闇だった
カラダの色と同じだったから
少し哀しくなったよ
黒いカラダで損したこと
哀しかったこともたくさんあった
だから僕は青い猫になりたかった
そして僕が死んだとき
僕は『夜』になった
もっと深くなった僕のカラダに
流せない涙を流した
月や星が煌めいても
漆黒の闇はあかるくならず
となりの朝焼けや夕焼けの空を見ては独り地球にうつむいた
黒い肌の子供が殺されたり
白い肌の子供がスキップしたり
白い鳩が平和の象徴だったり
黒いカラスはみんなから嫌われたり
僕は青い猫になりたかった
廻り廻る真っ直ぐな想いは歪んでしまうから
胸の奥にしまって閉じて無くなってしまうよね
遠い目的地に嫌気がさしたら涙が溢れるから
地図さえ破って雲の上に置いていきたいよ
砕け砕けて散った昨日の僕は
何を求め生きていたのだろう
それを知るために探すんだよ
確かなこの僕の存在のカタチを
おいてきぼりになんてならないから
顔をあげなよ
君が紡ぐその文字に宿る心こそ
昨日の君じゃないか
君が想うその愛こそが
明日の君じゃないか
さぁ昨日を道連れに
感情を解き放ちにいこう
その時
脳内では直感と理性が戦争を起こし
背筋は冷たくも熱く震え
地球の自転は反対になり
クレヨンの色は鮮やかになり
鳥たちの反論を聞かず
後ろを振り向いてみる
君とすれ違う一瞬
生きている意味なんて
考えていたら
眠くなってしまう
夜の風
明日のことなんて
考えていたら
眠くなってしまう
ぼやけたライト
君のことなんて
考えていたら
眠くなってしまう
揺れるポニーテール
私は見た
崩れかけた家に住んで
朝から晩まで畑を耕し
川の水で体を洗い
生きている人々を
私は見た
歩いてゆく人々のわきで
寂れた銀の皿を両手に
地面に頭をつけて
生きている人々を
私は考える
彼らは間違いなく現実に生きている
逃げる場所も持たず
見るべき場所は明日ではなく今日で
そんな彼らは深い眠りにつくのだろう
夢を見ることもなく
夢を見る私たちは
生きてなどいないのかもしれない
ただこの地に立ち
気づかぬ間に堕落し
もう私たちに残された場所は
誰かの夢の中