微炭酸浸透水。


1 :たま :2006/12/26(火) 22:46:06 ID:PmQHzHkm

強い君が震えていた。

涙も見せずに、ただずっと。

何もできない僕は目の前で、

何もつかめない手を強く強く握り締める。


2 :たま :2006/12/27(水) 10:13:46 ID:PmQHzHkm

願うなら あなたの中に

誰かの中に残っていたい。

いつか自分が消えてしまう日が来ても、

誰でもいい 誰かの記憶に

『私』がのこっていてくれたら。

きっと、それはなんて幸福なのだろう。


3 :たま :2006/12/28(木) 09:46:43 ID:PmQHzHkm

ジュリエット


ああ ロミオ ロミオ

何故私より先に死んでしまったの

何故私を抱きしめて死んでくれなかったの

恨むわロミオ

誓いなど当てにならなかったわ


4 :たま :2006/12/28(木) 09:48:40 ID:PmQHzHkm

ロミオ


ねえジュリエット

何故僕が死んだか解る?

僕の気持ちは君に伝わったかな?

死の世界でまた君と出逢えたら

きっと僕を恨んでいるだろう 君の

華奢な体を迷わず抱きしめよう


5 :たま :2006/12/28(木) 14:00:45 ID:PmQHzHkm

平凡的考察


思うのです

例えば、樹木の花が開く事を嘆くとき

終わってしまうのが怖いのではなくて

寧ろ始まることその過程が酷く面倒臭く恐ろしいものではないのかと

始まるには時間がかかるというのに

終わりは一瞬で尽きるから怖いのだと

私はそう思うのです


6 :たま :2006/12/28(木) 15:49:33 ID:PmQHzHkm

失望観測

叶わなくても願うのです

叶わないから祈るのです

奇跡なんて信じていません ましてや希望なんて

でもその代わりに 私たちには絶望が無い

だからきっと想い続けるのでしょう。


7 :たま :2006/12/30(土) 12:41:59 ID:PmQHzHkm


泣き方を知らない子供の

稚拙な泣き声が聞こえる

狂い方を知らない若者の

罵りが叫びが聞こえてくる

愛し方を知らない誰かの

空っぽな愛の言葉が 今日もまた

聞こえてくる


8 :たま :2006/12/31(日) 16:23:08 ID:PmQHzHkm

つまりそれは私の気持ちを侮辱することと同じ


ふむふむ

自分は何も無いって、

こんな奴、誰も好きになんかなってくれないって?

弱音を吐くのはいいけど、

ふざけるな!

私はあんたのことが大好きだ!


9 :たま :2007/01/01(月) 14:23:50 ID:PmQHzHkm

walk along the road avoiding puddles


広がった水たまり

避けきれないと、君は足を突っ込むけど

僕はどうもそれができない

きっと、君と僕の違いはそれだけのことなんだね。


10 :たま :2007/01/01(月) 14:52:22 ID:PmQHzHkm

言絶ゆ


ねえ ねえ 今、君は何処にいるの?

お願いだから早く出てきて

不安と孤独に 押し潰されてしまいそうだから


11 :たま :2007/01/04(木) 10:16:09 ID:PmQHzHkm

冬。


貴方と手をつないだ

ぴりぴりと気持ちが突っ張って

赤くなる頬をマフラーにうずめた


12 :たま :2007/01/07(日) 14:27:49 ID:PmQHzHkm

二足歩行。


足を、交互に前に出して。

歩くのはなぜだと思う?

這いつくばってでも歩けるのに

二足歩行で歩くのは きっと

前を向いて、背をのばして歩くためなんだ。


13 :たま :2007/01/13(土) 17:15:59 ID:PmQHzHkm

おわかれ


さよなら さよなら

ずっとずっと 好きでした

これからも、あなたのことが大好きです

どこにいたって幸せでいてください

さよなら さよなら

愛しいひと


14 :たま :2007/01/15(月) 17:56:30 ID:PmQHzHkm

sedimentation day.


笑いたかった

もっともっと、笑って。泣いて。怒って。生きて、

この世界に生きたかった

だけどもう、無理なんだ

選んだのは自分。

沈む間際に君を見たような気がしたけれど

それは僕の見間違いということにして、

さあ――眠ろうか。


15 :たま :2007/01/18(木) 07:47:17 ID:PmQHzHkm

君の声で世界を罵る。

ああ なんでこんなにも世界は私に強くあたるのだろうか

ああ ああ 解っているよ

それは私がこの世界を嫌っているせいだ。


16 :たま :2007/01/20(土) 14:44:46 ID:PmQHzHkm

I'm crazy about you.


そうだ、君の事を愛そう。

憎むより嫌うより好くより縛るより簡単じゃないか。

なんにしろ僕は君に夢中なんだよ、

狂おしいほどにね。


17 :たま :2007/01/21(日) 17:48:29 ID:PmQHzHkm

限界


なにか思い出すように泣いた。

その感覚はひどく久しぶりで

まるで君が隣にいるような、そんな

くだらない錯覚さえみることを赦されるような

ただ静かに降る雨の中で。


18 :たま :2007/01/24(水) 15:13:50 ID:PmQHzHkm

紙飛行機


飛ばない紙飛行機を盾のように抱えて

生きすぎてしまった僕を咎めるその目は

あのころの 自分自身のそれと一緒で、

喉が熱く痺れる感覚をどこか心地よく思いながら

逃げるように君をだきしめた。


19 :たま :2007/01/24(水) 15:16:03 ID:PmQHzHkm

見当違い


いつだって悪いのはあたし

いつだって正しいのはあなた

ああ、今日もなんて世界は不公平なの!


20 :たま :2007/01/29(月) 22:20:41 ID:PmQHzHkm

終息


ずっと思っていた

ずっと考えていた

この薄暗いトンネルを抜けたらそこにはなにかあるのかって。

その光に私は耐えられるのかって、

ずっとずっと怖がっていて。

そんな私を宥め賺すかのようにきみは笑っていたんだ。

笑って、ここに、いたんだった。

涙があふれて。光は曖昧になってゆく。

ああ――こんなにも、

きみはあったかい。


21 :たま :2007/02/10(土) 21:52:10 ID:PmQHzHkm

ただ臆病に 存在していたいだけ


たくさん、捨ててきました。

大切なもの。そうでもないもの。

ただ自分のために、捨てて、消して、踏みつけて、ここまでやってきました。

罪でしょうか。

それは私が犯した罪なのでしょうか。

みんなが、どこか白い目線で私を見るけれど

でもいいんです

どうせもうすぐ終わってしまう

ですから、最後に、貴方を――捨てようと思います。


22 :たま :2007/02/15(木) 23:23:00 ID:PmQHzHkm

約束


言葉だけで不安定で、

タイムカプセルのような二人の想い出。

振った、手。

そこにまた在ることはできないのに

いつかまた存在する日を待っている

とぽ、と、

喉の奥で炭酸水が弾ける。

いつかまた、と

君に逢える日を、ただ待っていた。


23 :たま :2007/02/19(月) 10:49:56 ID:PmQHzHkm

Hello.



こんにちは虫けらです

今日も元気に生きています

ときどき貴方たちの足に踏み潰されそうだけど

とりあえず巣に篭って 今日も 今日も元気に

こんにちは、虫けらです

今日も元気に生きています


24 :たま :2007/02/24(土) 14:11:02 ID:PmQHzHkm

Cowardly person


臆病ってどういうことなんだろうね?

それは単に怖がること?
ビルの屋上から飛び降りること?
それとも、焦って人を殺してしまうことかな?

……それか、君の手に触れることすらできないことかも。

僕はね、死にたいわけじゃないんだよ。
ただ、嫌なものばかりのこの世界で、傲慢に生きていくことに疲れただけさ。
臆病に、ただ、息をして。空気の中で、生きていたいだけなんだ。
ああもう本当に。

僕は、僕等は、いつも考えすぎてしまう。


25 :たま :2007/03/01(木) 16:50:31 ID:PmQHzHkm

幸せ者


幸せなのさ。

うん、幸せ。私は幸せ。

もうね、どうしようもないくらい

幸せで。心が躍るのです。あ、胸か。

なのにねえ。

なぜこんなにも、切ない?


26 :たま :2007/03/01(木) 16:53:56 ID:PmQHzHkm

夢見心地


其処に居ることは苦痛なのです

此処に居たほうが楽なのです

嗚呼、ですからどうか私を呼び戻さないで

現実にはほとほと愛想が尽きました。


27 :たま :2007/03/14(水) 23:19:00 ID:PmQHzHkm

言い訳か真理か、


臆病イコール用心深いということであり、

小心者イコール優しいひと、ということであり。

なにごとも考えようさ。目の前にある世界。

花びらのように舞って、外に出よう。


28 :たま :2007/03/23(金) 10:47:37 ID:PmQHzHkm

汚染排除


イチゴミルク色の飴踏み砕く

今貴方に訊けば望み通りの答えをくれるだろう

でもそれじゃ駄目なんだ

誰も傷つかない嘘に意味なんて無い

甘ったれんなよ そう自分に言い聞かして

踏み出すんだアスファルトに


29 :たま :2007/04/08(日) 23:41:44 ID:PmQHzHkm

絶望渇望失望希望、


治ることのない傷をぬらした
他人の生き方ばかり真似てきた
乾いた空を見上げた
涙なんか出なかった

まるでどっかがぶっ壊れたみたいに
毎晩泣いてた日々があった
思えばきっとそのとき自分は満たされてたんだ
そのくせ幸せに耐えきれず怯えて求めてたんだ

ちゃんと見て欲しかった
『僕』を『私』を『俺』を『自分』を
誤魔化さずに見つめて
抱きしめて欲しかったんだよ
僕の弱さを知って欲しかったんだよ

逃げるのは自分追うのも自分
近寄るのは自分遠ざかるのも自分
叫ぶのも嘆くのも笑うのも怒るのも自分
応えてくれるのはだれか
痛みを知って欲しかった
ずっと待ってた

同情なんかね
して欲しくなかったよ
解って欲しいわけじゃなかった
知って欲しかった
受け入れて欲しかっただけ
この不安をどうか
誰かに受け入れて欲しかった
この弱さをどうか
この痛みをどうか
知って
受け入れて欲しかったんだよ




だれかにこの手を
握ってもらいたかっただけなんだよ


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甘辛流小説家ギルドGAIA
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