眼球遊戯


1 :春夏冬 :2007/12/04(火) 22:26:14 ID:o3teWLVG

 プロローグ
 眼球。
 明暗、形状を認識する感覚器官。
 光受容器。
 最初から完全な状態で作られていなければ目は目たりえない。
 これは誰が言った言葉だろうか?
 かの『種の起源』の著者であるチャールズ・ダーウィンは眼球を「自論の欠点」と記していた。
 複雑にして単純な仕組み。
 
 目。
 世界を共通認識におくために必要な器官。
 
 しかし、今私が見ている光景は、認識している出来事は真実なのだろうか?
 
 私と貴方が見ている世界は同一なのだろうか?
 
 私と貴方が認識している世界は同一なのだろうか?
 
 見ると言う行為によって認識し、情報として脳が捉え再現する。
 
 其れによって頭の中に無数の世界が存在する。
 
 その一つ一つが真実で、
 
 その一つ一つが偽りで、
 
 その一つ一つが願望で、
        
        悲観で、
        
        未来で、
        
        過去で、
        
        現在である。
 
 では、今見ているのは、一体何なのだろうか?


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