Sword Soul S


1 :ユグドラット :2008/04/18(金) 22:05:56 ID:PmQHumnL

 青春時代を感じている高校生たちのお話。
かなりコメディ、時々ホラー、たまにシリアスなお話です。
物語は、主人公たちが勝手気ままで現実ではありえない遊びをしまくり、学校の行事を潜り抜けると言った過、激な青春時代を書いたものです。
 恋もあれば、バトルもある、なぜか自転車で高速道路を走ったり、ビルの中でリアルサバイバルを行なったりと、発想もそこまで行くと馬鹿だろというものまであると思います。軽く笑って下されば幸いな物語です。


2 :ユグドラット :2008/04/18(金) 22:10:22 ID:PmQHumnL

Sword Soul S

ソードソウルズ
  世の中には、運命という物が存在する。
 
  それは、ある人は神が定めたものといい、あるものは弱者が勝手に決めた言い訳と札をつけ、あるものは世界の未来のことと思い、さまざまな思惑がある。
 でも、少なくとも運命は存在するということは確かだ。なぜならばそれは百万とも言うべき考えの塊だからだ。
実際に存在しない物は見なそうだ。魔法、妖怪、神話、伝説・・・・・・それらは人が生み出した心にしかない。運命もその一つだ。人々の心の中から出来上がった未来の結末という名の名札だ。
 そんな名札を、人々は使いまわし自分の思惑通りに使い、運命の真実の意味を曇らせた。
 その曇った先には、何があるのか・・・・・・・?
 そして、その曇った運命とは曲げられるのか・・・・・・・。
 俺は信じていた、未来は運命なんかで決められる物なんかじゃないと。


3 :ユグドラット :2008/04/18(金) 22:11:38 ID:PmQHumnL

SSS

 「うがぁ!?」
 そう声を出したのは木で、殴り飛ばされて学校のろうかで倒れている小学5年生だ。
 「おい、そんなもんかよ?」
 オレ、灸は木刀を片手に相手の少年を蹴り飛ばしたりもした。
 この状況は明らかにオレが悪役だろう。だが、真実はそうではない。
 クラスの苛められっこを俺は助けて、強制しただけに過ぎない。
 ただそれだけだ。それ以上も以下もない。
 正義の味方・・・・と、人は言うが、どちらかと言えば悪の片棒を担いでいる。何だってオレは、本心はただ単に、ぼこれる相手とその都合が欲しいだけだからだ。コレは単なるオレの趣味と化している。正義の味方を装って、ただ自分は喧嘩を繰り返し、そのたびに誰かを傷つける。
 オレの趣味を止める奴はいなかった。次の一瞬までは・・・・・。
 「アンタ、こんなことしてて楽しいわけ?」
 「?」
 そいつはオレの目の前に立っていた。気が付けば、周りは夕方の公園だ。
 (・・・・・? コイツはどう言う冗談だ?)
 ただし、この世界では別に理解は必要ないのだ。だから、俺は、どうでも良くて、その場に合わせた顔をして、答える。
 「オレが何しようが勝手だろう?」
 「じゃあ、アンタはこんなことしてても楽しいわけね・・・・・」
 なんだか、このやり取りは懐かしい・・・・・。ずっと昔、遠くにユメを落とした頃に似ている感じがずる。
 この光景は、いつか見た時の光の光景だ。オレはそう悟った。
 すると景色はいつの間にか、夜の廃ビルの中へと変わっていた。
 そこには喧嘩をしてボロボロの俺と、馬鹿みたいに付き合ってボロ雑巾になったような男と女だった。
 「・・・・・・余計なこと・・・・・しやがって・・・・・・」
 それは心にもない言葉だった気がする・・・・・。
 そして本心は、とてもうれしかったということも覚えている。
 「で? どうする、お前も俺らもかっこ悪くってよ・・・・・コレでも喧嘩するか?」
 「・・・・・・馬鹿か・・・・・。かっこつけのために喧嘩してたんじゃないやい」
 「じゃあ、何?」
 「・・・・・・・忘れちまった・・・・・・・」
 「じゃあ、忘れちまった理由で喧嘩するか、目の前にいる仲間と一緒にいるか、どっちがいい?」
 「ダメって言ったら、許さないんだからね・・・・・」
 「そんなこと、言うわけないだろ? ・・・・お前らと付き合ってると飽きなさそうだ」
 「んじゃ、さっさとおきろよ。 行こうぜ」
 「うっせえよ・・・・・・・・」

 ユメは目覚めた。
 ベットの上には、さっきユメに出ていた男、隆也がいる。
 「よッ、いい夢見たか?」
 「・・・・・ユメはサイコーだったけど・・・・・現実はちょっと控えめにしてもらいたい」
 何だよ冷たいぜ、と言ったのを無視してオレは時計を見た。針の先には八の字に・・・・・。
 「・・・・・・て、おい!! 起こせよ、遅刻じゃねーか!!」
 「あ、何言ってんだよ? この時間なら、普通に間に合うじゃねーか」
 「何言ってんだよ!? 今日は修学旅行で、駅7時50分集合だろーが!?」
 と、7月10日、午前8時に、浜永区のとある宿屋の中で男子高校生二人は、血相を変えてじたばたしだした。
 「何でそう言う事を早くに言わないんだ、お前は!?」
 「昨日先公が釘さしていってたダローが!」
 「んなもん俺が聞いてると思うか?」
 「おもわねーけど・・・・・・それでもこの一ヶ月間、無視した奴がいるはずねーだろ!?」
 「いるよ! オレは一度たりともHRでおきてたことはねーよ!!」
 馬鹿がー、と叫びながらも、早着替えの新記録をたたき出し、必要事項の紙と、最低限の荷物を俺は持った。
 「とにかく、先公に連絡して・・・・・」
 「いや、そいつはいい。どうやら仲間は俺たちだけじゃないらしい」
 「は?」
 と、疑問に思った瞬間、ポケットの中にある携帯にバイブがなった。
 連絡してきたのは、俺の悪友の葵(アオイ)と、零真(レイマ)だった。
 メールの内容は、『遅刻した、お前らは?』と、『お前ら遅刻してるだろ? 仕方ないから先生たちには各々の理由でアッチ(東京)まで行くと連絡しといた』だった。
 「・・・・・・いや、ナイスだよ、零真。お前の勇士、決して無駄にはしないぜ」
 「そいつはそうと、どうする? あいつの言い分だとこっちはこっちで、勝手にしなきゃいけない」
 「ン〜・・・・そうだな」
 と、考えた結果、隆也は、指をパチンとして、目を見開いた。
 「んじゃ、葵にはこう送っておこう」
 「・・・・またなんかしでかす気なのか?」
 「あぁ、もちろん」
 と言って、俺たちは、靴を吐いて、宿屋の入り口まで来た。
 集まったのは、灸、隆也、葵の三人。
 「じゃ、ゲームの説明をしよう」
 「そうくるとは思ったけど・・・・・ときには命の保障があるゲームをしたいもんだ」
 「うん、同感だ」
 「まま、お前らそう言うなって」
 
 こいつ等は、オレの悪友で、女のほうは水本 葵という。コイツはなにかと俺を敵視してて、よく昔は喧嘩をしたが今は、大人しくなってきたようにも思える。最近までは剣道部にいたが今は、幽霊部員となっている。
男の方は蒼穹 隆也という。
 隆也はいつもこうやって、物事をゲームとして消化していくリアルゲーマーと言うやつだ。俺たちはコイツの考えたルールで色々と物事を遊びに変えてきた。もちろん、コイツは楽しい。
 だが、こいつの考えるゲームは半端じゃなく、むしろ恐ろしくなる時さえある。それをこの高校二年まで続けてきた俺たちは、まだガキなのかもしれない・・・・。
 
 「今回の目的は、俺たち高校生で、どうやって、東京まで行くことだ」
 「場所はしってるのかよ?」
 「別に、目的地ははっきりしてるじゃないか」
 コイツの根拠が、時々怖いと思うのは俺だけじゃないと思いたい。
 「まあ、妥当な案では、電車で行くべきなんだが、残念ながら俺たちのバイト資金じゃ生活費だけで精一杯だ」
 「どっかの誰かさんが、ゲームにばっかりかねかけるからだ」
 「まあ、昔からこんな奴だからな」
 そう、コイツは生活金を除いては全てゲーム代に回すと言う大馬鹿な思想の持ち主なのだ
 「まあ、そいつは置いといて・・・・だ。
 本題に入ろうか、この中で車の免許を持ってる奴はいるか?」
 「いや、まず高校生で持ってたらおかしいから・・・・・。てか、隆也は前にもってたじゃねーか。サバって取った免許書」
 隆也は、去年の夏に自分の年齢を偽って16歳で免許をすでに取ったのだ。
 「いや、あれは年齢がばれて、免停になった」
 「当然だ」
 葵は、うなずき少々小ばかにもしていた。
 「てなわけで、誰かスクーターに乗れるやつは?」
 「まず、それでどうしたいのかを聞きたい」
 「一台に3人乗りだ」
 「「怖いわ!!」」
 意気投合な二人でした・・・・・。でもそれを華麗に無視して隆也は続ける。
 「てなわけで、すでに考えた物があるんだ。聞く気はあるか?」
 「それ以外ないんだろ?」
 「まったくだ。もったいぶらないでくれ」
 「わかったわかった・・・・・」
 と、物置からマウンテンバイクを3台取り出してきた。
 「健全的に、こいで行こう」
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 葵は黙る。俺はそれを見て、聞く。
 「なあ、思っていることをそのまま、言ってみろ。多分、俺の考えとあってるから・・・・・・・・(棒読み)」
 と、その言葉がカギになったのか、一気に紫色の怒気が見えた。
 「灸・・・・・私、血祭りにしたい奴がいるんだけど」
 それを見た隆也は、急いで訂正した。というか、本題の話を持ち込んできた。
「待て待て! そこまで殺気を出さないでくれ! 本題はこれからだ」
 「「??」」
 と、自転車と一緒に一本3Mくらいのロープを3本、その先に木の棒をつけた縄を持ってきた。
 「・・・・・・コレでどうする気だ?」
 「まあまあ、これから説明するさ」
 「早く言え」
 「せっかちは良くないぞ、葵。ちゃんとルールは聞くべきだ」
 「うるさいッ!」
 と、すぐに暴力を使おうとする葵を俺はとりあえず、止めようと専念する。
 「HRの話を聞かなかった奴の発言とは思えないな」
 この言葉を聴いた葵の態度は、その通りだと言う姿勢をとり、力技から、精神ダメージ型のタイプに変えてきた。
しかしその台詞を、またもや華麗に交わした隆也。・・・・・てか、自分に不利になる発言をまったく聞き入れてないようだ。
「じゃ、説明するぜ。
 コイツを自転車の一部に巻きつけて、枝がついているほうを車につなぎ、ロディオゲームをする」
 隆也のルールは、自転車にまきつけたロープをどこに行くかわからない車に引っ掛け、それで東京まで行こうという算段だ。
 「えっと、ルールはわかったけど、ココから東京まで距離がいくらあると思っているんだ?」
 「電車で3時間くらいの距離だ。遅くても5時間くらいだろ」
 「・・・・・・葵、俺はこの話に乗るけど、お前はどうだ?」
 「ん? 何だ、私もするぞ。 何を確認を取っているんだ、お前は?」
 「いや、お前・・・・・・(事故ったら死ぬかもしれなさそうなんだけどな)」
「あと、道のりは各自自由な。それと、びりになったら、この責任を全ておってもらうってことで」
「罰ゲームはもう決まってるんだな」
「てか責任云々は、すべて隆也に押し付けたいんだけど、俺は」
「よーいスタート」
と、突然隆也は言った。
「「は?」」
「いや、もう行ってもいいんだぞ?」
当然そうに言った隆也以外は凄く?マークを出した。
「てなわけでお先に!」
「ず、ずりー!!?」
「灸、私たちも行くぞ!?」
「あぁ!!」
と、ココまではよかった。でも俺たちはコノゲームを余りにもなめすぎていたのかもしれない・・・・・・・。

とりあえず、初っ端で俺たちは二つの選択を虐げられた。
当然、普通の国道なんて使っても道に迷うだけだ。とりあえず、高速道路を使うと言う案で、東京方面とは逆な物の、入り口が近い方の西方面から行くか、入り口はやや遠いが、東京方面である東側かの二択だ。
「・・・・・分かれる必要はないけど、一応勝負だしな」
「じゃ、私は西に行くぞ」
「じゃ、オレは東かな?」
といって、俺は葵を見送ることに・・・・・
「て、おい! そっちひが・・・し・・・。て、大丈夫か」
と思い、俺たちのやり取りはあべこべとなった。

とりあえず、車を見つけるため、確実に東京へ行く車をオレは高速道路入り口付近で待っていた。
と、世の中には親切な人は沢山いる(この場合、親切じゃなく馬鹿だろう)、ワゴン車に引っ掛けてもよいと言ったのだ。・・・・ヤクザチックな人が・・・・。

「いや、なかなかすんなりと行くな・・・・・・」
平日の昼間だからだろうか、車の流れは速く、すんなりとそして確実に、東京ドームシティへと向かっている。
と、思っていた瞬間に、反対方向に進む道路に、車に引っ掛けたマウンテンバイクの陰を、俺は見た。
「な・・・・・へ!?」
よくわからなくなってしまった、まさか、おれたちと同じ様な考え方の奴がいるとは思えなかったので、恐る恐る、携帯電話の電源を入れて葵の携帯に発信してみた。
『ん、どうしたんだ、灸』
「おい、葵。今、お前みたいな陰が見えたけど・・・・・・」
『ん? 奇遇だな。私もお前みたいな奴が見えたぞ』
・・・・・・・えっと、この場合どうしたらいいものか・・・・・・。
とりあえずとおもって、俺はいきなり携帯の発信を切り、GPS機能で自分の位置を確認した。
・・・・・・・とりあえず、自分の進行方向にミスはないようだ。と言うことはつまり・・・・・。
そう思って、俺はさっとまた葵の携帯に発信した。
『おい、いきなり気って何のつもりだ!?』
「いいか、葵。単刀直入に言うけどお前の進行方向逆だ」
『・・・・・・は?』
「いや、だからだな・・・・・えーと、お前そこらへんに看板とかないか?」
『あるぞ』
「なんて書いてある」
『15キロ』
「・・・・・・・」
『何で黙ってるんだ、言ったぞ?』
「あ〜・・・・・・その看板にある文字はなんて書いてあった?」
『そんなもん読んでない』
「・・・・・・・馬鹿にしてないか?」
『何言っているんだ? 大真面目だぞ、私は』
この超天然方向音痴&常識力のない会話はこいつでしか味わえないだろう。
「じゃなくて!! いいから反対方向の道にいけー!! お前方向間違えてんだよ!!」
『なにぃぃぃ??』
「何だよ、その叫んでいるようで聞こえないような台詞は!!?」
『えっと、お前のほうが間違えてないのか?』
「いや、それはない。ちゃんとGPSで確認したから」
『何だ、そのGPSって? ゲリピースーパーの略か?』
「ンなきしょく悪い略語つかわねーし! てか、妙なところで発想力があるなおい!」
『じゃあGPSって何だ?』
「グローバル・ポジション・システムの略だ」
『?? ぐ、ぐろ・・・・・グロテスク・ポジティブ・なんとかって言うんだな』
「もう意味わかんねーよ! とにかくお前の方向は逆だ! 今すぐ戻って来い!!」
『それならそうと早く言え!!』
「最初っからいっとるわ!!!」
少しかっとなって、いいたい事を言って携帯を切り、ハンドルを握りなおした。
・・・・ていうか、良く思ったら、いいスピードで走ってるけどこけたら一発で死ぬよな、コレ。
「よぉ灸、ずいぶん進んだじゃねーか?」
「あぁ?・・・・・てか、隆也お前後ろにいたのか!?」
「あぁ、ちゃんと選んでいるんでな俺は」
何を選んでいるんだ、と思っていたが、コイツをよく見ると縄を何処にもつけていないことに気が付いた。
「なあ、一つ聞いていいか?」
「ん。何でも言ってくれ」
「何でお前はそんなに凄いスピードで走っているんだい?」
「そりゃ、お前・・・・・エンジン積んでるからに決まってるだろ」
「それ完璧に自動車と化してるだろ!?」
「ハッハッハ、それだけじゃねーゼ。前輪をみてみな」
「??」
そこには、なにやら、ステンレスの筒のような物が見える。
「何だよ、それ」
すると、その筒を手に取り、コップを取り出した。
「じゃじゃーん! コイツはいつでもホットなコーヒーを味わえる代物。なずけて、便利、自動ホットコーヒーセットなのだ!」
「無駄な性能付けてんじゃねーよ!! てか自分の余裕を見せ付けてんじゃねーよ!」
「はっはっは、まコレでものめよ」
「俺はブラックは飲めねーよ!
じゃなくって、何でそんな機能とかエンジンとかその他もろもろのことを利かせろ!?」
「あぁ? んー・・・・・早い話が、時間と金と労働力があれば何でもできるってことでかたずけとけ」
「てか、せこいぞ!! このルールは、自動車に引っ張ってもらって東京まで行くのが基本だろ!?」
「ん、じゃあ・・・・・」
と、高速バスに木の棒を引っ掛けて・・・・・。
「コレでも不服か?」
「色々あるけど、とりあえず、今はそれで良いか」
「そうそう、正直者は救われるぞ」
「それを言うなら信じる物は救われるだ!」
と、高速バスのスピードが落ちたと思った瞬間に。
「なに!? 大型トラックだと!?」
「てか葵!?」
「どうやら私の勝ちのようだな」
と、大型トラックの運転手が窓から顔を出してきた(良い大人は高速道路でこんな真似をしないでくださいね)。
「ハッハッハ、このノロマどもめ! そこでのんびりしてな!!」
と、こちらは頭に血が上ったヤクザがたまらず言い返す。
「何だと!? この、ドサンピン!!」
ワゴン車『亮のアニキ』
VS
大型トラック『江戸っ子のケンさん』
「お、なんか、江戸っ子オヤジと極道ヤクザな疾走バトルが起こりそうな雰囲気じゃねーか」
「他人越しもいいとこだな、おまぇ!!」
と、一気にスピードを上げた二機はがら空きになった高速道路の上を選考のごとく走っていった。
「ちょ、こ、こえーんですけど!!? りょ、りょうさぁぁぁん!?」
「誰が亮さんだ!? おれはスピードの速雄だぜ!?」
「このヤクザ、何かに目覚めたんですけど!!」
「おい!早すぎだ、スピードを落とせ!」
「嬢ちゃん、しっかり摑まってな!!」
「黙って、スピードを落とせ、この健太郎さん!!」
葵、おまえなんでこのオッサンの名前知ってるのかよ!?
「俺の名前は健二だ!!」
てか、葵が勝手に続きを作っただけかよ!
「ハッハッハッハッハッハッハッハッハ」
と、不気味に笑い、後ろからやってきたのは、ヴェンチュリー社アトランティーク300と言う(まあスポーツカー)名の車だ。
「な!? スポーツカーだとぉ!?」
その後ろにロープ! その先にはやはり隆也だ!!
「兄ちゃん、先を急ぐぜ」
「もちろんだ」
てか、運転手がハードボイルドなんですけど!?どうでも良いけど。
「ふッ・・・・はなしが早え兄ちゃんだ」
と、隆也は俺たちを無視して、走っていく。
「隆也・・・・あいかわらず卑怯だ」
「同感だな」
「負けてたまるか!!」
「俺たちの勝負はおわらねー!!」
「「頼むから普通にいってくれ!!」」
結末は、トップは隆也でビリ穴は俺、灸になったのだった。


4 :ユグドラット :2008/04/18(金) 22:14:47 ID:PmQHumnL

SSS

東京ドームシティ・・・それは俺たちが修学旅行でまずはじめに向かう場所だ。
「じゃ、お前全ての説明をでっち上げとけよ?」
予定より二時間も早くついたので、合流よりやや早めについた3人は、入り口前で待機していた。
そして、何分かあと、集合場所に何台かのバスがやってきて、幾人の生徒が出てくる。

しかし、その中に自分のクラスのバスはなかった。
・・・・・・・1時間後弱。
もう一台のバスがやってきて、そこからは生徒が37人と教師一人が出てきた。
「あ、零真!」
俺は、降りてくる生徒の中から、すぐに零真を見つけ出し、その名を呼んだ。
「ん? あぁ、お前たちか・・・・・」
そういって、ちょっと距離を置くスタイルで言い返した零真。
「何だよ、そのまずそうな顔は?」
「なにかあったの?」
「うん、何かあるからさっさと逃げたほうが良いかもしれないよ」
とまじめそうに言う零真。その瞬間に、逸早く気が付いたのは隆也だ。
「・・・・・まさかとは思うが、見てたのか・・・・・?」
と、その単語を聞いた瞬間、オレたち三人は、凍りついた。
「察しが良いな・・・・・その通りだ。 なかなか面白いことしてたよね・・・・・。あと隆也、あれ、道路交通法反とかのレベルじゃないからね」
「おい、お前ら三人。ちょっと来い」
と、いきなり野太い声が後ろのほうから聞こえた。それは、鬼の教師こと、水本 翠だ。
「みんな、こいつ等が今日また新たな伝説を生み出した・・・・・。お前らはその立証人だ、そうだな?」
「う」葵、
「げ」灸、
「やば」隆也、
の三連星。
「と言うわけで・・・・俺からも色々面倒なことをしてもらわなきゃいけん・・・・と、普通は行くだろうが」
と、さっきの野太い声からお調子者へと声が変わった。
「あいにくだるいから、お前らは普通にきたと言うことにしておこう」
と、周りで、さっすがーと言う声と、それじゃまだおわらんだろという意見が出てきた。
しかし、鬼の教師の言葉は終わらない。
「だが、罰則も無しなんてことは俺のポリシーに反する。と言うことで、9月の体育祭及び文化祭の総合まとめ役を言い渡す!!」

体育祭・文化祭。
この単語は、俺たちの学校の中では群を抜いての超ハイテンションイベントだ。だが、気持ちがハイになればなるほど、そのブレーキは止まらなくなってくる。
それを指揮するのがリーダー及び総合まとめ役だ。だが、そのまとめ役は、毎年決まって、体がボロ雑巾になる物が続出してしまうので、誰も自分からやりたいと思うものなどいない。
『綾浪高校七凶器物語』より

と言うわけでこれ異常ないというほどの罰則をこの鬼の教師は言い渡した。
「葵、お前はやらんでもいいぞ」
「は? なんで」
またでた・・・・・水本パパの親ばか・・・・・。
実は、葵と俺の担任は親子なのだ。理由は知らないけど、葵は家出をして、俺たちの寮(と言い張る下宿)の一階でクラスメイトの朝岸 弧鈴と一緒に住んでいる。
「先生、男女差別はいけないと思います」
「葵、頼むから他人越しになるのはやめてくれ!私たちは親子だろう?」
「うっさい、黙れ! みんなの前で親面するな!」
「こらー!先生向かって暴言を吐くな!!」
「子どもの態度か生徒の態度かどっちかにしろ!!」
「両立しろ」
「無理ゆうな!」
・・・・・きまって、こんな会話をするのはこの親子の特徴だ。
そこで適当に俺か、隆也がわって入って話を終わらせる(対外)。
目で、俺はお前が行けと合図する。
(いや、勝負で負けたお前がやれよ)・・・・ココからは目のお話。
(いきなりその言葉を使うか? てか、最近俺ばっかじゃないか?)
(妙なとこで考え込むな)
(て、良く思ったら、ゲームごとでお前に勝てるわけねーだろ!
てなわけで卑怯なお前が行け)
(・・・・・俺がやっても本当にいいのか?)
(? なにが)
と、ココで隆也がアイコンタクトを止め、俺の後ろに立った。
「お前、何考えて・・・・!?」
俺の背中を勢いよく押し、ドンっと言う音が聞こえてくる。
「男女差別言うな! てか、世の中すでに女尊男非の世界だろうが!?」
「しるか、少なくとも『先生』が言う言葉じゃない!」
「葵! 今先生って言ったな! 先生を強調しやがったな!?」
「言ったとも! 先生〜!!!」
「ぬぐぅぅぅ!!! 灸、お前もなんか言ってやれよ!」
てか、ここで矛先を俺にするか!?
「いや、そもそも俺が迷うことでもないけど・・・・。
正直言って、俺に言ったところで水本家のことは知らんから、父親であるあんたが決めたら?」
「む、流石の正論だ」
「でもそれじゃ、結論がでないじゃないか、灸のアホ!!」
「知るか、そんなもん!! だったら、大黒柱の親父さんがはっきり決めたらいいだろ」
「はっきりしないから、こうなるんだろうが!」
「じゃあ、葵が決めたらどうだ?」
「俺の威厳はどうなる!?」
「しらね―よ!! てかめんどくさいよお前ら!! つか、こんな話家に帰ってからやれよ!!」
「うちの娘は今家出中だ、この野郎!!」
「家に引っ張ってけよ!!」
「私そんな事されたらおまわりさん呼ぶぞ」
「呼べばいいじゃん!法廷でも何でもかたずけたらいいじゃん」
と話がこじれた辺りから、隆也が乱入して来た。
「つーかさ、いつまでこんなくだらないはなししてんだ?」
「うっせえ、投げやりだよ!」
「じゃあ隆也、答えをさっさとたたき出せよ!」
「ウイッス、」
と言って、カバンから、おみくじで使うような筒を出してきた。
「じゃあ、ココに割り箸を用意した」
「「は?」」
「この割り箸には、それぞれ名称がかいてあるから、今後はそれを使うように」
「なんだ、またゲームなのか・・・・・・・てか用意がいいなぁ」
「いや、即席で作った。お前らがだべってる時に作ってた」
・・・・・と言うことは俺は単なる時間つぶしで当てられただけってことなのか?
「ふん、いいだろう」
「望むところだ」
お前ら親子はいつの時代のライバルだ?
「じゃ、おふたりさんどーぞ」
「「ここだーーー!!」」
と親子二人が同時に割り箸を引き抜いた。
お前息が合いすぎだろ!?
「葵、なんだった?」
「ネコ」
「意味わかんねー!!?」
「じゃ、今度からオヤジさんは葵・・・・いや、猫のことを猫と呼べよ」
「てか、先生は?」
「・・・・・電信棒」
「数倍意味わかんねーんだけど!? てか名称は人で限定しろよ! オヤジとかお父さんとか社長とか!?」
「お前のその発想自体がすでに面白い。何で家族圏内から一気に社会にでてんだよ」
「しらね―よ! どーせオヤジが社長だったんだろ!?」
「ま、意味わかんなかったし、もう一度まともなほうでやるか」
「「「あるのかよ!?」」」
「まあ、今度は本数も増えてるし、俺らも参加するぞ」
「なんかいやな予感がする」
「まあ、期待してるぞ」
「零真、お前も参加しろよな」
「断る」

結局、くじを引くことになったのは、俺、隆也、葵、先生だ。
そしてみんな引き終わって、どきどきタイムとなった.
「じゃ、俺から見るぞ」
緊張のなか、出た文字は。
「お兄ちゃんだ」
「なんか、まともだな」
「じゃ、次私行くぞ?」
さらりとあっけなく出てきた文字は。
「・・・・・・・」
「ん? なんてでたんだ?」
そこには三文字・・・・・女王様とある。
「・・・・・・・ま、まあふつうじゃね?」
「まあ、ある意味・・・・・・・な」
強がる葵。まあ子どもなら無邪気に喜ぶだろうけど、流石に葵にそれはないか。
「じゃ、次先生いくか・・・・・? 先生?」
目を白くさせた教師が一名。すでにそこに刻まれた刻印を見たようだ。
そこには一文字・・・・・・・・犬。
「・・・・・・・・コレはあれかな?」
「深く考えない方がいいな」
と、一拍子置いてから、話を続けるように隆也。
「じゃ、最後に灸だな」
「俺は・・・・・・」
あ、なんか、コレ結構緊張するもんだなと楽観的に考えながら、俺は一番上の文字から見た。
(えっと、好?  色・・・・・・。 ジ・・・・・・ジ・・・・・ジ・・・・)
「割り箸には・・・・・」
「お、おい、顔がやばいぞ。大丈夫か?」
「証拠・・・・・・・・隠滅!!!!!!!」
俺は割り箸をジャガリコの如く、木っ端微塵にして食った!!
「あ、何しやがんだよ!? おい、それ割り箸だぞ!?食うなよ!!ポッキーじゃねーんだから!?」
「うっせぇ!! グエッ!?喉にとげが・・・・・・・!?」
「汚いぞ! みんな見せあったんだぞ!? おとうさ・・・・・じゃなくて犬はちゃんと事実を受け止めようとしたんだぞ!?」
「ぐわわわぁぁぁぁぁ!!!」
親父の心はガラスの如く割れた。
「お前ら、わかったわかった、もう一回やろう! それで、いいんだろう?」

色々あり、今度は零真を入れた5人でやることになった。
「零真、お前からスタートだ。あと特別ルールで、何もかいてないやつは、自分で名称を決めていいぞ」
「じゃ、早速いくか」
何の前触れもなくさっさとあけた。烙印の名は。
「ヒットマンだな」
「何でココで、バトルが入ってくるんだ?」
「じゃあ、つぎは俺か」
書いてあったのは。
「ゴッドファーザー・・・・・・・」
「何で超有名な曲名なのか聞きたい」
「てか、コレ作ったの隆也自身なんだよね、何で知っているんだ?」
「次は私か・・・・・。今度こそまともなのを・・・・・・」
と、烙印の文字とは・・・・・クイーンだ。
「英語になっただけだな」
「うぅ・・・・まともなのがでない」
「今度こそ・・・・・・今度こそ!!!」
なんか目が燃えてる教師ですけど、次の瞬間極寒の目と化した。
「金魚の糞・・・・・・」
「最悪だな」
「てか、段々かわいそうになってきた」
「最後は灸だな」
「わかってるっつーの・・・・・・」
「今度は食うなよ?」
割り箸の先にある言葉とは・・・・・・なんだ? ネクロマンサーって。
「コレの意味わかる奴いるか?」
「ん、ネマキくろさぁ?」
「そんなの書いたっけ、俺」
「いや、違う。ネクロマンサーって書いてある」
「あぁ、死神使いって意味とか死霊使いとかいう意味がある」
「なんか、ホラーじゃねえか?」
「ヒットマンと同じレベルとして考えとけ」
「てなわけで、第一回!名称大会終わり終わり〜!!」
「またやる気かよ!?」
ネクロマンサーのいやな目。
「もう・・・・・ぃゃ・・・・」
金魚の糞、死亡寸前。
「クイーン・・・・・最悪だな」
皇女としての威厳がなくなる。
「てか、コレ無効にしない?」
「「「賛成!」」」
かくして、4つの心が結成してついにこのあだな大会は無効となった。


novel plaza system
甘辛流小説家ギルドGAIA
produced by COLUN.